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オイル語langue d'oil は中世時代の北フランスで話された諸言語の総称で、フランス北部におけるラテン語の諸方言を指す。実際にそうした名を持つ固定の言語が存在した訳ではないので、「オイル諸語langues d'oil」とも呼ばれる。フランス語がこの「オイル」のうちのイル・ド・フランスで使われていた一種(フランシア語)から発達したと考えられている為に、オイル語が「古フランス語」だとされることもあるが、実際にはフランシア語とは異なる言語も多く含まれていた。
ワロン語などのバリエーションは近世・近代においてフランス語の方言として処理されたが、その言語的差異は明らかに独立言語としての特徴を有している。未だ続けられるフランスの強圧的な言語政策によって危機に瀕するこれらの言語は地方で母語として使われている。
上記の言語はいずれもフランス語の方言ではなく兄弟言語であり、地方言語である。学術的には保護されるべきであるが、フランスはヨーロッパ地方言語・少数言語憲章に署名していないので、オック語やフランコプロヴァンス語ともども話者の高齢化が進んでしまっている。